急性活字中毒

昨日弟が買ってきた『サウスバウンド』を読みました。
映画観たいな〜とは思ってたけどたぶん行かないので原作先に読んでもいっか、と。
最近ネット小説とかばっかり探して読んでたので手でページをめくってベッドで寝っ転がりながら読むという事を久しぶりにやりました。
で、本の感想。

「ちくしょう、弟のくせに生意気な」。

おもしろい本を発掘するのは私の役目だと思っていたのに！
この前も「姉ちゃんこれ読まない？」と持ってきた本がおもしろくて。その前に勧められたのも悔しい程おもしろかったんです。
『精霊の守人』と『DIVE』という本なんですけど。
どっちも本屋に行けば平積みされてます。だからある程度のおもしろさは保証されているわけなんですが。
姉としてはあの弟が漫画じゃなく小説を勧めて来るのがしっくりこないというか、そうかお前ももう大学生だったな。と思い直してしまうというか。
前から小説は買ってたみたいだけど最近買うのは私のツボにもはまるのが多くてなんだか悔しいです。

そんな事思いながらも読み切りました、『サウスバウンド』。
本借りる時に「どんなだった？」と弟に訊いたら「ムシキングみたいな感じ？」と答えられて、思わず「どんなだよ」とツッコミましたが…。ううーん、ムシキングみたいな感じねえ。なんとなく分かったような分からないような。
アニメのムシキングちょこちょこ観てましたが、結構内容が容赦ないっていうか絵柄可愛いのにシビアで、「えええ、これ子供向けアニメ？幼稚園児が観ていいのかこれ！？」と言いながら観てました。
別に教育的に問題のある描写とかがあったわけじゃないんですが、生き死にに対して凄く真面目に向かい合ってる感じで最初のイメージとかけ離れててびっくりしました。
今思えば、ああいうアニメこそ子供時代に観ておくべきじゃないかなと思います。
最終回見逃したんだよなぁ、ニコニコで探してみようかな…。

『サウスバウンド』もムシキングみたいに「良い方に裏切られた作品」という印象。
もっとほのぼの〜でもっとコメディタッチかと思ってたんですけどね。映画の予告を観るに。
真剣に考えると結構重い話だったのかもしれませんが、とても読みやすくて難しげな話もするっと中に入ってくる感じでした。
読み終わるころにはキャラクターに愛情湧いちゃって大変でした。
お父さんかっこいい！ベニーさん素敵！新垣さんかわいい…v
あ、でも一番好きなのは向井君だな。彼は良い。小学生とは思えない。

そんなこんなで今また読み返してます。
一冊読んじゃうとまた別の本が読みたくなりますね〜。分厚くて、読み応えのあるやつ。
また京極堂シリーズ全部並べて最初っから読みあさろうかな…。
なんかおすすめの本あったら誰か教えてくださいな。