ジルフェス・アズクロス

最初の設定とかなり変わっちゃったんだよなあ、この人は＾＾；
まあ今の方が好きなんだけどね、もちろん。
…なんか後ろ姿がモデル歩きっぽいな；；；

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ミレイユの教育係兼世話係。
神官でもなければ信者でもないが、寝殿(ミレイユたちが寝起きして、一日のほとんどを過ごす場所)での発言力はかなりのもので、特別に部屋を与えられている。
教団理事代理の養い子。十歳の時に拾われた。
先代巫女の血のつながらない弟でもある。

そのためか年のわりには穿ったことを言い、世の中に対して冷めた感じがある。
が、いつも周りのボケボケ集団の世話を焼くハメになったり(主にミレイユ)、トラブルに巻き込まれたのに収拾をつけなきゃいけなくなったりと、青筋立ててたり眉間にしわ寄せまくってたりしてお母さん役がすっかり板についてしまった。
しかしうっかり「お母さん」などと呼ぼうものならすごい迫力の笑顔で怒られ、ものすごい量の仕事を押し付けられる。

ミレイユにはお付きの女官がいるのだが、掃除洗濯、家事は趣味(というか自分のことは自分でやりたい)なので料理以外は全てこなしている。たまに気が向けば料理も作る。
一見比の打ち所のないように見られがちだがタマネギと爬虫類、両生類だけはダメダメ。

「こら、ニンジン除けてんじゃない」
「うう、こんな細かくしてまで紛れ込ませないでくださいよ〜。省くの大変なんですよ」
「食わせるために細かくしてるんだ。観念して食え」
「いえ！ここまでずっと嫌い抜いてきたんですからここで屈するわけには！私は生涯ニンジンとピーマンだけは絶対に食べないことを誓います！」
「変なとこで意地を見せんでいい！」
「ところでジルさん」
「話をそらすな」
「前から気になってたんですけど、なんでジルさんが作ってくれるカレーにはタマネギが入ってないんですか。なんか物足りないです」
「……………………………」
「？ジルさんってば」
「知らないのかタマネギには人体に有害な成分が含まれていて口にしたら最後目を赤く腫れさせて悶絶しながら三日三晩うなされることになるんだぞ」
「えっ、でも今までそんなことには…」
「それはちゃんとした処理を行っているからだが俺は少しの危険でもお前に与えるわけにはいかないからな」
「…なんかさっきから早口ですねジルさん」

彼はタマネギの味も嫌いだが切ったら涙が出てくるとこも相当嫌らしい。

親しい人からは「ジルさん」とか「ジルくん」とか呼ばれている。「ジルフェス」といちいち呼ぶのがめんどくさいそうだ。